学生ローンの思い込みイメージ

さて、いよいよ当サイトも大詰めを迎えてきたので、そろそろまとめの段階に入ってみたいと思う。
そもそもの問題として、学生ローンは学生だけを対象にして金員を貸し付ける事から、とかくいろいろと言われがちだ。
「学生相手に金を貸して良いのか!」とか、「親に連絡もせず貸して良いのか!!」、あるいは、「金利が高い!!」
このような声が、借りた本人の親など、第三者から発せられる場合が多いのだ。
本人からの声なら、あえて貴重な意見として聞く事もできよう。
しかし、事情もよく知らない親やその他第三者は、まずよく調べてからクレームをつけるべきだと思うのだ。
まず、「なぜ貸したんだ!!」これは愚問としかいいようがない。
学生ローン専門店として看板を掲げ、営業している以上、お客がきたら貸すのが当たり前だ。
「なぜ貸したんだ!」これは、商売をやめろと言っているのに等しく、しいては職業選択の自由に反する暴言とも聞いて取れる。

「なぜ親に連絡しなかった!?」これも同様である。
学生ローンに借りに行く学生は、借りた事を人には知られたくないのである。
ましてや、その相手が親となってはなおさらだ。
ただでさえ、学生は学費の負担など、親のすねをかじりまくりなのだ。
そこへ、例えば友人と旅行に行きたいから金をくれとは言えないのである。
だから、学生ローンを頼るのだ。
そんな状況は学生ローンは百も承知なので、プライバシーの保護を優先するのは当然の話なのである。

そうは言っても、親として自分の息子や娘が効いた事もない貸金業者から借金をしていると知れば、心配になるのはよくわかる。
要は対応の仕方一つなのだ。
学生ローンは決して暴利ではないし、ちゃんと貸金業登録をした健全な貸金業者である。
その辺をまずは理解した上で、後は今後貸さないよう依頼するとか、誠実な対応を求めれば良いだけだ。
今後貸さないでくれという親からの依頼には、学生ローンはちゃんと対応するようにしている。
「それはできません」という事はないので、まずはきちんと相談するという真摯な態度で臨んでもらいたいのだ。

次に金利について見てみたい。
学生ローンの金利は、平均的に見て年17.0%だ。
この金利水準は、大手消費者金融と比較して遜色はない。
むしろ安い方である。
よく、銀行のカードローンなどと比較する場合があるが、銀行は超低金利で預金という形で潤沢な資金がある上、審査が非常に厳しい。
学生ローンや一般の消費者金融は、高い利息を払って貸付資金を借りている。
銀行が私たちの預金に支払う金利の、実に300倍位の金利が相場だ。
このような状況で、学生ローンと銀行を一緒くたにすのはナンセンスなのである。
学生ローンの金利が高いというのなら、一部上場のアイフルやアコムなども高いという事になる。
一部上場でさえ、過払い問題などで経営に苦しむ状態だ。
これらの状況を鑑みると、学生ローンの金利は、決して高くないという事が言えるのだ。

いろいろと言いたい事を言ってしまったが、大三者の方は、まず冷静になってもらいたい。
そして、相手の話をよく聞き、それから自分の意見を主張するべきだと思うのだ。
思い込みでいきなり厳しい口調で文句を言いまくるのは適切ではない。
その辺をもう少し考えてみてはいかがだろうか?